【パート7】第7章 人は死ぬと誰かの心の中に生きる

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書籍
「いつまでもいると思うなお前の母親ーお母さん、明日、死ぬかも-」
著者.権祐二
第7章 人は死ぬと誰かの心の中に生きる
136〜137
ぺ-ジより
(引用)
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前回の要約・・・
西洋では、神は簡単に無から有を生み出すと考えます。
宇宙創造や地球の誕生など、全知全能の神が全て行っていると説きます。
それに対して別の仏教の釈迦は「縁起の思想」を説きました。
「縁起の思想」とは、全ての実物の存在は、あらゆる原因が合わさった、
縁起の関係性の結果として存在する、と考えます。
(つづきより)
母がなくなる一年前、私は家の集合住宅のベランダでバケツ稲を作っていました。
バケツ稲とは、バケツの中に田んぼの土をいれて、稲=お米、をつくる家庭菜園の方法です。
私のバケツ稲は、
「ああ自分でお米を作ってみたい」
という私の思いの関係性の縁起からはじまっています。
思いだけではだめで、他にもいろんな原因が必要で、物を用意して、作業もくわえなければいけません。
インターネット販売のヨドバシカメラで大きめの白いバケツを買って用意して。
田んぼの土をネット購入で取り寄せて、 土に植える籾種が用意され。
私の住んでいる都市の水道局が、下水から綺麗に処理してくれた水道管の水が用意され。
ベランダからの太陽の光が、さんさんと降り注ぐ、
これらの無数の環境や関係性によってバケツ稲でお米を収穫することができました。
もう一つの例えは、「お母さん、と、子供」という2つの存在があります。
子供という存在が生まれるまで、
お母さんは「お母さん」という存在ではなく「1人の女性」と言う存在でしかありません。
「女性」が「子供」を産むことによって
「子供にとって自分を産んだ存在がお母さん」という関係性が生まれます。
子供という存在の関係性があるから、女性は「お母さん」という存在が成り立つのです。
逆にお母さんという存在の関係性があるから「子供」という存在が成り立ちます。
かなり難しい話になってしまい申し訳ありません。
まだ理解できないと思いますが、
実は、釈迦が約2500年年まえに説いた
「縁起の思想=関係性の存在」は
20世紀の量子論と同じ見解、思想だと言われます。
量子論の科学実験によると、まったく何も存在しない真空状態を透明の真空管の中に作ったとします。
量子顕微鏡でその真空を観測者が見た瞬間、
ポンポンと素粒子のエネルギーが生まれるという不思議な現象が起きます。
これが量子力学の「この世は観測されるまで存在しない」という考えです。
私自身も、完全に縁起の思想や量子論の関係を理解しているわけではありません。
しかし、1つ言えることは、
釈迦の2500年前の縁起の思想に、現代の量子論が遅れて追いついたということです。
(つづく)
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(引用おわり)
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